美しい刺繍　儀礼用装飾布　イデル・イデル　インドネシア　バリ島　1960年前後　ヒンズー教　検古布民芸タペストリプリミティブ

¥6300

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商品の説明

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　初めて目にされる方も多いかと思います。あまり一般には出ることのないレアな布です。色の使い分けが見事で、根気のいる刺繍がなされた美しい布だと思います。
　これは、インドネシアバリ島北部シガラジャで作られた「イデル・イデル」（ider-ider ）と呼ばれる刺繍布です。
　大きさは約134×85㎝、素材は、木綿地に色糸部分が木綿と絹です。時代の下ったものは、新しい図柄が取り入れられたり、色糸がもっと明るく派手になりますが、これは、1960年前後の古布です。なお実物は、もう少し卵色っぽい生地なのですが、画像では、どうしても白っぽく写ってしまいます。
　この布は、ガルンガンなどのヒンズー教の重要な儀式において、主に寺院等で飾られました。このサイズのものは、ヒンズーの神様を祭壇の供物に引き寄せる道標として、祭壇装飾布として使われたようです。他に細長いものもありますが、それらは壁飾りでした。ヒンズー教の叙事詩にある一場面が生き生きと刺繍されており、左下の裏側には、作者のものと思われる名前の刺繍（7枚目画像赤い囲み部分）があります。
　イデル・イデルは、25年前の専門書（8、9枚目画像）に約30ページにも渡って紹介されています。作者によって腕に差が見られますが、この布は、例えば、3枚目画像をご覧いただくと分かるように人物が浮き出るようで、腕の立つ作り手であったようです。
　大きな傷みはなく、時代の割に良い状態かと思いますが、汚れや色糸のほつれ、一部色糸が欠失している箇所（一番大きいのは5、6枚目画像の左下〜中央）があります。古布であることを了解の上、ご入札をお願いいたします。新しい布をお求めの方は、お控えください。
　このような儀礼用布は、使用後は焼却されてしまい、あまり残っていないものです。「bali ider-ider embroidery」で検索すると分かりますが、この形状の祭壇布は、今では完全なサイズでなかなか残っていません。整理のため、現在の布程度で出品しています。大変リーズナブルかと思いますので、お好きな方で評価してくださる方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。

※ 悪い評価の大変多い方は、入札時や落札時に削除をさせていただくことがありますので、予めご了承ください。また、（決済は期日までで結構ですが）落札者情報のみのご連絡だけは、翌日の午前中までにいただける方のみ、ご入札をお願いいたします。落札後に理由無くご連絡をいただけない方や到着後に受け取り連絡をいただけない方は、申し訳ありませんが以降の入札は、ご遠慮いただいています。

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